妊活や不妊治療を始めた当初は、会えるであろう赤ちゃんを想像したり妊娠に対し希望に満ち溢れています
妊娠できるまで、ワクワクした気持ちや期待する気持ちでいっぱいで授かれたら最高ですよね
しかし、授かれない期間が長くなり年齢を重ねてくると『いつまで続くのだろう』『もう妊娠出来ないのかも』などマイナスの気持ちが出てきます
年齢が高くなるほど、不妊治療や妊活の辞め時を考えてしまうものではないでしょうか
私も年齢が高くなるにつれ不妊治療を続けていくことに不安を感じ、夫と体外受精を最後に辞めることを決めました
先日、顕微授精で胚盤胞まで育った胚の移植を行い、その結果が陰性となり我が家の不妊治療も終わりを迎えました
胚盤胞移植が陰性後の気持ち
新鮮胚移植、胚盤胞移植と2回の移植をしました
新鮮胚移植の時の採卵で受精障害が分かり、初めは1回だけの採卵の予定でしたが、どうしても納得がいかず顕微授精のため2回目の採卵をしました
今回の胚盤胞移植はグレードも4AAと良く、原因は胚の染色体異常のせいだと言われました
『体外受精は回数を重ねていくしかない』そう言われたような気がしたし、そう理解していたつもりです
移植する前から、陰性で終わった時『また次を頑張ったら授かれるかもしれない』と思うのではないかと考えていました
終わってみて、不思議とそういった気持ちにはならずどこかスッキリとした感じがしています
きっと、あの一大イベントのような採卵の大変さと、費用の高さ、確実性の無さから『もう1回』と思えないのだと思います
不妊治療を辞めて得られたもの
体外受精を始めると、目に見えて通帳の数字がガンガン減っていくのが分かりますよね
不妊治療を辞めて、治療にかかるお金のことや通院のスケジュール、仕事との調整を考えなくて済むようになり気持ちが楽になりました
また、妊活や不妊治療をしていると、生活の大半を『妊娠するため』の行動や知識を増やすための時間に使っていました
それは赤ちゃんを授かるための楽しい時間でもありますが、これらをしなくなった時、妊活、不妊治療という縛りから自由になった気がしました
自分でそういう枠にはまっていただけなのでしょうけど、もうしなくて良いんだと思ったとき目の前が開けたような感じがしました
子供を望む気持ちが無くなったわけではない
あんなに頑張っていたのは何だったのだろう?と思うほど、不妊治療の『ふ』の字も出ない生活をしています
夫婦ともにすごく残念な思いをしたので『敢えて口に出して傷口をえぐるようなマネをしなくても』と思っているのかもしれません
目を背けているようにも思えますが、その甲斐もあってか、穏やかな毎日を過ごせているのも事実です
でも、全く子供を欲しい気持ちが無くなったわけでもなく、子供が多い家庭を見るとすごく羨ましく感じる時があります
何年も頑張ってきたのだから、アッサリとすぐ気持ちが変わるわけがないですよね
『子供が欲しい』この気持ちを認めつつ、今ある幸せを感じていけたらと思います
読んでいただき、ありがとうございます
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