不妊治療を続けていく上で自分自身やパートナーの年齢によって、不妊治療の終わりを感じ始める人は多いのではないでしょうか
我が家もお互いの年齢により不妊治療の限界を感じましたが、不妊治療は辞めようと思ってもなかなか『辞める』という決断をつけ難いものです
私の場合は、顕微受精でグレードの良い胚盤胞でも授かれなかったことで不妊治療を辞める方向へ気持ちが向いていきました
しかし、今まで頑張ってきたし、子供が欲しい気持ちに変わりはなく、辞める方向に気持ちは向いても、諦めがつくかというとそうでもありません
不妊治療を続けた先を考えていくうちに、だんだんと『子供が欲しい』という気持ちが薄れてきました
不妊治療を続ける気持ちを薄めたもの
夫と顕微授精をした採卵が最後だと決めていましたが、続けようと思えば続けれたと思います
『辞めよう』と思ったのは、毎周期のクリニックへ通うスケジュールの調整の大変さと、採卵周期の辛さからです
そして、子供を授かれたとしても、今いる子供との年の差が気になりました
不妊治療は授かれば終わりですが、子育てはそれから何十年も続いていきます
上の子との年齢が開く分、保育園や小学校などお世話になる期間も長くなり、社会での親としての役割を果たす期間も長くなります
夫が定年を迎える前には子育てを済ませておきたいという思いや、金銭的なことなど、いろいろな要素が重なりあっていますが、最大の理由はやはり年齢だと思います
授かりにくい原因が年齢なだけに、何度も体外授精を繰り返し心身ともに疲弊し、お金も使い切っている未来しか想像出来ませんでした
辞める理由を探す姿は負け惜しみに見える!?
何だかんだと言ってみても、結局は妊娠出来ないが故の強がりにしか聞こえないのではないでしょうか
私も『不妊治療を辞める』という人の、その理由を聞いて『まだ子供が欲しいと思っているくせに。こじつけて辞めようとしているのでは?』と思っていました
こうやって書いていて、きっと私も思われているのだろうと思います
ずっと、どこかで自分は授かれるはずだと思っていました
途中で諦めるなんて事は無い!
辞める時は妊娠した時だ!
そんな風に思っていましたが、授かれない現実というのは思っていた以上に考え方に影響を与えました
同じ立場にならなければ理解し難い気持ち
もちろん年齢がもっと若くて、胚盤胞もたくさん出来ている状態であれば不妊治療を継続していたと思います
(若ければ通院していない可能性が大きいですが、、、)
『辞めなければならない』というところまで年齢が近づいた時、いろいろな辞める理由に納得出来るようになりました
例えまわりから『それは強がりなのでは?』と言われても、自分の限界をみてしまうと子供が欲しい気持ちはあっても不妊治療を続ける気持ちが湧いてきません
『年齢』という壁があっても、頑張り続けて授かる人もいるのかもしれませんが、私にとっては超えれる壁ではなかったようです
辞める理由に納得が出来た時、妊娠に対する執着とも言える気持ちが急激に萎んできたように思います
読んでいただき、ありがとうございます
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